概要
- 名称:サヴォア邸
- 設計者: ル・コルビュジェ、 ピエール・ジャンヌレ
- 住所:82 Rue de Villiers, 78300 Poissy, フランス
- 年代:1928~1931年
- 用途:専用住宅
- 構造:鉄筋コンクリート造
特長
サヴォア邸は、ル・コルビュジエによって提唱された、近代建築の五原則の集大成といえる作品です。
近代建築の五原則
・ピロティ
・屋上庭園
・自由な平面
・水平連続窓
・自由な立面
のすべてが高い完成度で実現されている。
サヴォア邸は、20世紀の住宅の優れた作品で、フランスの歴史的建築物に指定されています。1964年にアンドレ・マルロー文化大臣によって歴史遺産として指定されました。この建物は、ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面など、近代建築の五原則を高い完成度で表現しています。建物内には緩やかなスロープがあり、1階と2階を連続的に繋いでシークエンスを形成しています。もともとは一般住宅として使われていた建物です。
近代建築の五原則とは
- ピロティ
居住スペースを2階以上に持ち上げ、構造体である柱を残して外部空間とする建築形式である。
ピロティがあることにより2階の居住スペースや屋上のヴォリュームの浮遊感を生み出している。
ル・コルビュジエは、当時はやりだした自家用車を使うことを想定して、動線としてカーブを描くエントランスとガレージを設けた。
- 屋上庭園
通常の庭ではなく、屋上庭園を設けることで、住む人のプライバシーが確保されている。
外部から屋上庭園中が見えないようになっている。
- 自由な平面
水平スラブと、柱という最小限の要素で構成された「ドミノシステム」。
自由にプランニングできるようなっている。
- 水平連続窓
ドミノシステムによって構造の制限を受けることなく連続的に窓を設置、ファサードにできる限り窓を開ける水平連続窓によって採光と眺望を手に入れた。
- 自由なファサード
以前の建築は正面となる部分と建物の裏側など、立面によってヒエラルキーが存在していた。
自由なファサードでは、ドミノシステムによってどの平面側でも、どの機能でも、デザイン的にも自由に設計ができ水平連続窓もその一つのです。
建築士試験 文章
出題:一級計画 平成20年
ル・コルビュジェは、「近代建築の5原則」として、ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由なファサードを提示し、この原則を具現させた作品は、「サヴォア邸」である。
回答:〇
コメント