正面のない家(Ｎ氏邸)

概要

設計者：坂倉建築研究所

名称：正面のない家(Ｎ氏邸)

分類：コートハウス

引用：

※画像は平野邸（正面のない家/H）

坂倉建築研究所が設計した「正面のない家」シリーズの一つは、「正面のない家H」です。

このシリーズは都市部狭小対応の中庭方式のコートハウスを特徴としており、敷地全体を壁(塀)によって囲い込み、４つの中庭によって通風と採光を確保しつつ広がり感を持たせています。

玄関の構えがなく、廊下もないため、狭い敷地でも床面積を有効に利用する工夫がされています。

このデザインは1960年代の住宅需要に応える形で生まれ、閉鎖的な印象を持つ町並みが形成されました。

「正面のない家(Ｎ氏邸)」(坂倉建築研究所、1960年)は、敷地全体を壁(塀)によって囲い込み、四つに分かれた庭が各室に採光と広がりを与えているコートハウスである。

一級計画：平成18年